ちょうだいよ

何でもいいからちょうだいよ

嘘でも脅しでも押しつけでも

新鮮に見えたらちょうだいよ

私の気持ちが紛れるひとつ分


ほんとは何かが無くなっても

ほんとに何かが消え失せても

それはただひとつ分だけの事

そうじゃないと誰が言えるの


誰でもいいよ何でもいいから

私の体に願望を植え付けてよ

ひとつ分だけ信じられるだけ

もう一歩も動けなくなる前に
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聖域

世界がどんなであろうと

正しかろうと間違いだろうと

良かろうと悪かろうと

好きであろうと嫌いであろうと

そことつなぐ私の手があり

私のつなぎかたがあるんだ
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夕日

本当のところは

わからないというか

わかってくれなくても

いいんだよね


ただ同じ方を向いて

眺めてくれればそれで

十分なんだ
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船を進めて

スペースカウボーイ

宇宙の波に漂って

舵取りは知らねど

ただ船を進めて

憧れはいつのことか

遠い絵本のなかに

言葉はだれのものか

アルバムに忍ばせ

通り過ぎた余韻だけ

にじんでく間を

スペースカウボーイ

ただ船を進めて
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あなたともし

あなたを本当にわかりたいと思ってきただろか


あなたのことをあれやこれや考えたのは


あなたを遠ざけたかっただけじゃなかろうか


あなたともし手をつないで一緒に行けたら


あなたのことがどんなにか好きになるだろな


あなたをたくさん知るよりもずっとたくさん


あなたのことがどんなにか好きになるだろか
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まっくら

全ての理由が慰めになって

言い訳になって

気休めになっていきました


止め方が乱暴すぎるから

ずっと続けるから

もっと醜くなる気がしました


誰もがさよならしかなく

通り過ぎるしかなく

記憶のアルバムを閉じました


まっくらです
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何度でも

ギリギリまで

手を伸ばしたことで

こんなにも惨めなわたし


あの時がそう

あの夜もきっとそうだ

もう止めようって思ったんだ


情けなくて

みっともなくて

誰と話したくもないわたし



だけどそんな自分を

わたしが望んでるなら

そしてこの先が望むのなら


何度でも

そうこれから何度でも

このわたしに戻っていきたい


今のわたしを忘れても

わたしの明日が変わっても

これから何度でもいまのわたしを
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出会う

なぜ寂しくなるほど

あなたが一人なのは

一人になるほどに

みんながわかるから


なぜつらそうなほど

わたしが静かなのは

あなたの言葉の先に

つながりたいから


泣きたくなるほどに泣いて

笑いたくなるほどに笑って

僕らわかりやすいほど

わかりあいたいだけ


なぜ弱々しいときほど

あなたが輝き出すのは

焚き火に集うように

命があふれだすから
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ノクターン

私に応えられるでしょうか

あなたの恋の悩みや

景気の流れや明日の天気や

今度いつお目にかかるかさえ

何もわからないというのに


私が生きるためと何とか

あなたを元気づけるために

わかっているような未来のことを

さも自信ありげに言葉を塗り重ねて

楽しげに伝えてはみるけれども


あなたに見つけて欲しいのです

言い訳だと実際思います

世界の空っぽの奥深くから

割と気に入るものが浮かび上がるまで

沈み込むのを誰が助けるのでしょう


ずっと私と生きてくれませんか

あなたの光を見せてくれませんか

あなたに今度お目にかかれなければ

どうして私は生きているのでしょう

またいつか私と会って下さい
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まじめに

まじめにまじめにいきてきた

まじめなじぶんがただきらいで

まじめにしないふりをしても

まじめにやっぱりおわってた


まじめにまじめにあいしてきた

まじめすぎていつのまにか

がんこにひとをふりまわして

まじめにいいことだとおもってた


まじめにまじめにかんがえた

まじめでもうまくいかないばかりで

まじめなことがばからしくて

まじめじゃないせかいがふしぎだった


まじめにまじめにいきていこう

まじめなじぶんもまあいいや

まじめなふまじめもおぼえてきた

まじめにただじぶんにひたすらに
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とこしえに

思い通りに生きてきたいのに

思い通りにするのがこわくて

口元に笑みを作るのを覚えて

一人の自分の顔が変わってく


肩書きばかりがぶら下がって

昔のあなたの笑顔が離れてく

そんなあなたを思い出すとき

大切な温もりに届く気がする


華やかなことや輝かしいこと

それも素晴らしいことだけど

ふとしたため息こぼれた笑顔

そこに人生の深みが隠れてる


それが私を歩ませる気がする

だからあなたよとこしえに

澄んだ朝の空を見上げながら

新しいあなたに笑って下さい
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そっとしあわせ

音がする

私の外で雨が降っている

滴が時を抜けて私に響く


声がする

私の外で影が動いている

おもいが言葉を借りて私を問う


あなたを感じた少しのはからい

言葉の間の穏やかな仕草

届けられる輝き

生きている
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でもまたあした

あなたがどんなに頑張ってるかと思う

でもがんばれ

あなたがどれだけつらいのかわからない

でもかわいそう

あなたがどうしたら元気になるか知らない

でもおつかれさま

あなたがほんとうに欲しいものをかなえたら

でもまたあした
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Thank me

きっとほんとうは

きれいなものより

やさしいものより

わたしにすこしだけ

かんしゃしたいだけ


Thank me for me

ただそれだけで
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しあわせよりもしあわせ

どうぞちゃんと

おわってください

てをのばした

さきのものより

あなたのしせんは

かがやくから



どうぞちゃんと

しんじてください

りょうてをひろげ

おとずれるものより

あなたのえがおは

こぼれるから
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あなたは私を

あなたは私を知ろうとする

そして本当に知っていくの

そしてわからなくなっていく


そして気づくの

あなたが私を知らないころに

私を知っていたこと


でもねそして

あなたは私と手をつなぐの

あなたはいつも知ってたの 続きを読む

ケ・セラ・セラ

音がする

私の外で雨が降っている

滴が時を抜けて私に触れてくる

ただそれだけのこと


声がする

私の外で影が動いている

おもいが言葉を借りて私に問う

ただそれだけのこと
続きを読む

しあわせがそとにある

わたしはみんなとおなじよ

だからわたしはただしいの

あなたはみんなとちがうよ

だからあなたはおかしいの


わたしはみんなとちがうの

だからわたしはあたらしい

あなたはみんなとおなじよ

だからあなたはつまらない


わたしはみんながいるから

わたしはわたしでいられる

あなたもわたしといるのよ

わたしをひとりにしないで 続きを読む

ごめんなさい

ごめんなさいね

これからのあなたに

私は何をしたのでしょうね

口では大変と繰り返して

私は何をしたのでしょうね

壊れていくのはわかってるのに

私は何をしたのでしょうね

人は自分に精いっぱいで

そんなリアルにくるまれて

私は何もしなくなったね

あなたはいつか過去を知って

あなたが私を責めるときも

私は何も言えないかもね

だからね

ごめんなさいね

ごめんなさいね

これからのあなたに 続きを読む

むきあい

あなたがみてる

みているあなた

いつまでも

いつまでも

めぐりくるあい 続きを読む

本願

貴方はずっと変わらない

いつも名前が変わるだけ

そとばかり目を凝らす前

貴方の明かり掬ってみて

風はいつも吹いてるから

もう慌てなくてもいいよ
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衣はそんなに貴方を主張するのに

どうして視線は遠くを見ているの

いつもそうやって一日を済ませて

貴方はいつまでも遠くに憧れてて


憂いの中で座った心で地を感じる

貴方はそれを寂しいと言うだろう

貴方はどうしてたくさんの人の中

貴方はそんなにも寂しいのだろう



憩いの中で息を呼んで風を感じる

貴方はそれを平凡だと言うだろう

貴方を魅せるものを求めるけれど

貴方を感じるいまが訪れるのかな
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標語

「命を大切に」

「人に優しく」

「きちんと運転」

「じゃ後は勝手に」
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決別

あなたを知れば

あなたと知り合えば

あなたと付き合えば

あなたになれる気がして

あなたをずっと探していました

でももうやめます

あなたはわたしにはなれないから
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わたしよしよし

だれかがよしよし

わたしをよしよし

いつかでどこかで

そんなきがしてて


わたしはよしよし

だれかをよしよし

いつもどこででも

そんなしてるかな



わたしをよしよし

わたしがよしよし

むかしはやってた

わすれてしまった



わたしをよしよし

だれかがよしよし

わたしはできない

わたしはしらない



じゃわたしダメダメ

わたしきらいきらい

わたししらんぷりで

わたしきえちゃうよ



わたしをよしよし

わたしがよしよし

わたしよしよしで

わたしにっこりで
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啓示

一日が終わりそうになると

さてさて何かと焦り始める

何かをやり残した気がして

いつも気持ちぶん夜更かし
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経験

だれでもほんとのことを

はなしていたいとおもうんだ

でもほんとはほんとにわからなくて

いつしかなにもはなさなくなる
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みちびき

おもいにならぬわれを

ただおもくおもうとき

おもわぬわれにきづく
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でもわたし

でもわたし

あなたにね

すこしだけ

つたえるよ


ほんとはね

そんなこと

どちらでも

かまわない


けれどもね

いやそうな

あなたにね

つたえたい


あなたがね

あなたをね

みつめてる

ひとつぶん
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自己紹介

そもそも私はいないと思うが

誰かと貴女は聞きたがるから
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歯切れ

風の声をみつめていると

何かを話してみたくなる

ひたすら巡る言葉を通り

いつしか何も語れぬまま

気持だけが取り残される
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あなたと世界

あなたの背中は

世界のために泣いてる


あなたの視線が

世界のために輝いてる


忘れないで

あなたの姿は

世界に意味を与えてる


時に消える

名も無き命が

あなたの想いを待ってる
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あなたとわたしと

あなたはなくても

あなたはいるから

わたしはなくても

わたしはいるから
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目的があるという目的のために

手帳にマルを書くたびに

時計台を操る囚人の様に

いつも何かと探している


落ち着く時目指しながら

風の音の時間に首振って

いつも何かと探している



私は私と人に言い張って

生きる物差を使い回して

いつも何かと探している



死ぬかどうか確かめたり

死んでいたら涙ぐんだり

いつも何かと探している



地球の穴ぼこをながめて

宇宙の果てに手紙出して

いつも何かと探している



手帳にマルを書くたびに

時計台を操る囚人の様に

いつも何かと探している
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ばいばい

握手が離れる間

次に会うまでを

空にたくすから
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ほんとうのこと

ほんとの
ほんとの
ほんとうのこと

ほんとうのことは
ことばにできない

ほんとうのことを
ことばにしたい

ほんとの
ほんとの
ほんとうのこと

ほんとうのことは
かくしていたい

ほんとうのことを
うちあけてみたい

ほんとの
ほんとの
ほんとうのこと

ほんとうのことは
よくわからない

ほんとうのことを
かなえていきたい

ほんとの
ほんとの
ほんとうのこと
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味わうため

迷うとき。
私は自分が作る言葉にいる。
言葉は言葉を求める。
言葉の海に呑まれる。

私は言葉を捨てる。
私を求めず、私を待つ。
空を見る。息をする。
私は私から離れるようで、
そこに私がいる。

そして、声が来る。
聞くのではなく。
開いた耳の扉をノックするように。
その風が来る。
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擬態

甘えてるようなら

動いてみる

疲れてるようなら

休んでみる

かなしいようなら

泣いてみる

うれしいようなら

笑ってみる

いまそのようなら

なってみる
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寄る

わたしの息が静かになる頃

あなたの呼吸が欲しくなる

想いが届くかどうかの境で

部屋を満たしてみたくなる
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紋様

うああんとため息が

風をつたりココを揺らす

あははとほほえみが

日射しに踊りココを灯す

言葉にならぬ言葉が

心を越えて世界をつくる
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抗う背中

背中は泣いたまま

笑顔をかえして

悲しみは絶えぬから

言葉を上に向けて

今に向き合ったまま

その影は輝きを放つ
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きみは泣いているの

あの殺伐を見たのか

あの息を呑む殺伐を

声にならない叫びを

その笑顔は必要ない

そっと顔に触れてて

ただ手を感じるから

不器用な僕らは少し

時を傷つけたいほど

素直じゃないだけだ

逃げ続けているよう

甘えたままのように

影を見てしまうから

そっと体をあずけて

周りの動きを抜けて

祈り続けてればいい
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アイツ

どうしてわかりやすく

幸せになったり諦めたり

できないのだろう

ねじれていることが

私にとっての

まっすぐなのだろうか
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おもいは振り切るでも沈めるでもなくて

そのまま放ち尽くすことと信じてるから
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ミストの森

木もれ日の中から

木の実を探すのは

こころもとなく

さまよえるここは

透明に閉ざされた

不自然な迷路の中


ときをやすらえば

じめじめのこけが

体を無理に起こし

滴を口に含ませた


ときもなく

いつかの友もなく

長き日の思い出もない

遠くて近いこの森で

明りは閉ざされた

青白いミストの中

(1996/1/30 一部改)
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wish&want

求めたいではなく求めるもの

やりたいではなくやること
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本質を装う

もっと今の自分を見つめねば

と思ったそばからもうすでに

過去の自分に引きずられてる
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黒板

方々かけずりまわって

やっと見つけたものは

小学校の標語のような

よくあることばだった
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幸せのカタチ


幸せを数えて

幸せを量って

幸せを蓄えて

幸せ確かめる

幸せのカタチ

幸せかかげて

幸せなのそれ

さてさて

さてさてという間に時が来て

さてさて何か気分に誘われて

さてさてとおもい腰を上げて

さてさてと空を眺めるのです

さてさてさてさてどうするか
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